9月半ば、清里スペイン音楽祭に初参加して参りました。
この音楽祭、わたしがフラメンコを始めたころから知ってはいましたが、
今年で27回目、途中数年のお休み期間がありながらも、30数年前から続いているという
催しなのです。
2泊3日、スペイン音楽を愛する常連の方々、私のような初参加組が、
毎日、毎夜、クラシックギターのコンサートや、フラメンコライブ、2時3時までの打上げ、
最終日には飛び入り参加お楽しみ発表会まで、音楽三昧、飲み三昧。
私も、過去に踊ったことがある、ファリャのラビダブレベとかアルベニスのアストゥリアスなんかを聞くと、やっぱりクラシコ・エスパニョールで踊る曲はかっこいいなあ、と思うのです。いまは、すっかりクラシコからは遠ざかっているのですが、最近バレエを少し始めたのもありますし、またいつかこれらの曲を踊ってみたい、うーん、せめてパリージョだけでも。。。とちょっぴり思います。
八ヶ岳の麓、酪農の地ですから、
宿からは少し歩くと、おいしいソフトクリーム屋さんもありますし、
沿道には、ダリヤの華やかさ、コスモスの可憐さでいっぱい。
最後には、主催の濱田先生の別宅に伺い、貴重な蓄音機を聞かせていただきました。
みんな、3日目ということもあり、心地よく夢の中へ入っていく人も多かったです。
わたし世代なんぞは、蓄音機は初めてですし、
レコード時代の音質なんかもあまり覚えてはいませんので(その当時、レコードを味わうようには聞いていませんしね。)
残念ながら比較する耳は持たないのですが、
蓄音機で聞く音楽、というものを存分に味わってきました。
こうやって、音楽に、
生で接し、
浴びるように肌で感じると、
音楽を「私が聞く」と言うより、音楽に「私を包んでもらっている」ような気分になりました。実り多い3日間でした。