エスペランサの田代さんが亡くなりました。
エスペランサのオーナーのみならず、
日本フラメンコ協会の事務局長として、
日本のフラメンコ界発展のために、尽力されてきました。
私などには知りえぬご苦労など尽きなかったと想像します。
また、今年2021年はエスペランサ50周年ということで、
なんとしてもお店に戻りたいと強い思い半ば、無念でしょう。
フラメンコで舞台に出る人ならば、文字通り古今東西、練習生からベテランまで、果てはスペインからのアーティストまでもがエスペランサの舞台に乗り、
その全てをカウンター越しに49年間見守ってきた、この父親のような存在を失うことは、
言葉に出来ない、時の止まりのようなものを感じます。
私個人的には、大学生のときに当時師事していた本間教室の牧子先生と他の生徒さんとご一緒させていただいた初舞台から、何度も出演させて頂きましたが、
近年はなかなかタイミングが無く、
一昨年10年ぶりに出演して
「次がまた10年振りにならないようにねー」
なんて会話をして。。。
思い出は数えきれないほどあるのですが、
やはり田代さんの包容力と笑顔が一番です。
感謝の気持ちとともに
ご冥福をお祈りいたします。