子供たちの舞台を行って、
ピナ・バウシュの「人がどう動くかではなくて、何が人を動かすかだ」という言葉が浮かびました。
バレエには、厳格な型があり、「~ねばならない」のような制約が他のダンスに比べて格段に多い。一つ一つ技術を身に付けていき、基礎が重要であることは間違いない。
いわば、先の「どう動くか」である。
でも、子供って音楽が鳴れば手をたたき、一緒に歌い、身体を揺らす。(ではない子もいるでしょうが)
そういう、根源的に踊りたい衝動(=何が人を動かすか)をバレエ芸術の中に感じていけたら、なんてことを考えました。はっきり意識できていなくても、何か感じていれば、バレエがもっと好きになるのではないかな。
今回、はじめて音楽の中にはっきりと盛り上がりのポイントがある曲でした。
そこで、
きちんと基本に忠実でありつつ、
音楽の成り立ちを感じたり、
マックス盛り上がりに向けてお友達と気持ちを合わせたり、
表現している自分を感じたり。
踊りは基礎に忠実でありながらも、踊るヒントは音楽にある。もし、音から感じなかったら、人形みたいですね。だから、よく聞くこと。そこに動きの衝動がある。よく聞いて踊れるように、身体を訓練すること。(ん?フラメンコと同じか。)
楽しい楽しいバレエですが、そう考えると奥が深いですね。。。
とにかく子供たちは可愛くて、目が♡でしたよ。
保護者のみなさんの感激の様子、お子さんたちの誇らしげな様子をみて、ホッとしました。