ピラティスについて、伝えたいなあと思うこと

現在進行形で流行っているピラティスの話です。

私はBASIピラティスという団体のマットピラティスの資格を持っています。

BASIピラティスはアメリカの団体ですが、日本に於いてはZEN PLACEというスタジオで提供されています。このたびZEN PLACEとBASIの契約が切れ、再度の更新がないようで、来年からZEN PLACEでのBASIピラティス養成は無くなるそうです。

何の話かさっぱり分からない方がほとんどだと思いますが。

ピラティスに行っている方でも、自分がどの流派のものを提供されているかを分かっていない人も多いのかもしれませんね。

私の少ない経験でも、他団体のピラティスとは、大事にしているポイントやレッスンのやり方など、流派によって違いはあります。ですので、どの流派のピラティスが自分にあうのかを探して見るのもいいですね。

ヨガでも、ハタヨガ、アシュタンガ、陰ヨガなどいろいろあって、全然違いますよね。ヨガは、かなり好みの違いがあると思います。

BASIはよくできていて、フローでやることが特徴ですが、レッスンの流れが切れないので、ほどよく集中が保たれ、身体的にも動きが途切れることなく、ジムの筋トレ感、とは違う、流れるような感覚です。

マッサージなども、セラピストさんの動きがごつごつと止まったりしたら、心地悪くて、流れるようなマッサージだとついつい寝てしまうような、、、例えばそんな感覚に近いです。

巷では、どんどんマシンピラティスのスタジオができていて、それはやはり人気があるからだと思われます。しかし、ピラティスは安全にやってこそ、のものなので、きちんと安全に配慮したスタジオであるかどうか、考えてほしいと思います。

わたしのクラスは、団体レッスンだとつい無理してしまう(=安全でない)ピラティスの理念から外れてしまうことを防ぐため、ほとんどプライベートです。全然運動していない人は、最初ピラティスのピの字もやれないこともあります。それでも、ピラティスをする前段階として、ピラティスの理念にのっとった動きをすることはできます。

マシンは、いずれできなくなります。おそらく、80歳になってマシンのスタジオに通い続ける、ということはなかなか無いんじゃないかと思います。

しかし、マットは動ければいつまででもできます。ピラティスとは、というところを分かっていくと、自宅で自分で動くことができますし、日常生活の中でピラティスで言うとこういう動き、ということが理解できていれば、ずっと役立てることができます。なので、マシンをしている人も、マットは習得しておくほうがいいと思います。

ピラティスは筋トレとは違います。ピラティスはもともと「コントロロジー」と呼ばれていて、「コントロール学」と訳されますが、団体により理念の多少の違いはあれど、

身体は反射でうごくのではなく、自分の意思にもとづき、意識してコントロールしながら動くべきもの、

それにより心と精神が安定し、理想的な姿となる、ということです。

(反射も必要ですけどね!!)

筋トレ的に通っているかたがいましたら、非常にもったいないので、ピラティスのいわんとするところを深堀していくと、より効果的になると思います。続けることで、常に発見があり(それはフラメンコも同じ)身体が変わり、分かっていくので、私も良さをずっと実感しつづけています。

 

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です