ふとした会話から、「先生はどのくらい練習するんですか」
と聞かれて、これまた振り返ることにする。
自分のスタジオがなかったころは、予約した時間を目いっぱい使うため、毎日2時間。休む日はほとんどなかったと思うので、家賃と同じくらいのスタジオ代を月々支払っていました。
スタジオができた30代の頭からは、自由に練習できる分、身体づくりからみっちり時間をとれました。このころは、ヨガブームもあって、自主練はヨガ&フラメンコ。
生活環境が変わり、スタジオ規模も大きくなると、業務が増えて、40代は練習時間がなかなか取れず、自主練が月に0時間、ということも、頻繁に出てくる。
すると、当然踊れなくなるのだけれども、まだまだ40代は数日密に練習すれば、身体はなんとか戻る。ただ、なんとか戻る、というレベルなので、50代に近づくころには、このペースではまずいと感じるようになってくる。
クラスで毎日踊っているとはいえ、やはりクラスだと強度のある動きではなく、身体に負荷があまりかからず、肉体的な訓練にはなっていない。
40代の終わりに、コロナ禍。ここで肉体改造をしたいと思う人は多かったでしょうね。ピラティスブームがやってくるやや直前、わたしもピラティスの資格を取りました。体に関して、今までよりももっと深く知ることになりますが、正直ピラティスをもってしても50代は身体が衰える一方だと感じています。どこに理想形をもってくるかにもよりますが、MAX動けたときには戻れません。
ただ、フラメンコは、動けること≠フラメンコ芸術の極み、ではないため、自分の踊りをすればいいのですが、それをするためにも、練習は時間が取れる日はほぼ毎日しています。40代の時の30倍くらいですかね。(どれだけ40代に練習できなかったか笑)
自主練と言っても、ずっと動いているわけではなく、考える時間、聞いている時間が多いので、運動量が多くない日もあります。30倍といえど、すごい体力、というわけではありません。
常々、生徒さんたちは、週一回ですごいなあ、と感心?してます(笑)