フラメンコの発表会

フラメンコの楽しみの一つに「発表会」があります。キャリアを積んで、いろんなライブに出るようになるまでは、唯一の発表の場です。(中には、老人ホームなどのボランティアショーや、友人の結婚式で踊る、ということもあります)
そもそも発表会は、何のためにするのでしょうか。
もちろん、普段のレッスンで練習してきた成果を示すため、です。それは、フラメンコだけでなく、ピアノの発表会でも、バレエの発表会でも同じです。
私が何度も開催してきたうえで強調したいのは、
① その人がキラキラ輝く場であることと、
② 仕事や学業以外で、友人や先生とともに一つの目標に向かって一生懸命になること。

① は、舞台上の本人は気がつかないかもしれないですが、本当に輝くのです。沢山の舞台に出て来た私から見ても、うらやましいくらいです。
② は、先生は「いい舞台を作ろう!」という気持ちが最大にあるものなので、生徒も先生も同じ方向を向いて活気ある流れになります。

さて、人前で踊るとなると、いろんな準備があります。
まず、心の準備。
緊張します。失敗しないか、という不安もあります。
けれども、私が生徒に常々言っているのは、
いままで数々のステージを見てきて、記憶に鮮明に残るのは、いい舞台であって、失敗のあった舞台というのは意外と忘れてしまっているもの。感動はいつまでも残りますが、心を揺さぶられないものはいつまでも残るということはあまり無いのだと思います。逆に、失敗したことが人の心を動かす場合には、いつまでも残るでしょうが、恥ずかしいことではないと思います。

踊りの準備と衣装の準備
これは、教室によっていろいろと違ってくると思います。
うちは、余裕をもってかなり早めに振付とフォーメーション準備するので、特別なレッスンが必要になったりすることなく通常のクラスの中で仕上げていき、最後の2・3か月は充分な踊りこみができている状態になっています。なので、日ごろの成果を出した、という充実感を持ってもらえるようです。
衣装は自分たちで考え選んでいます。予算もあるので、自分たちで予算内のものを探したり、レンタルしたりします。教室内で過去の衣装などを借りたりすることも可能です。私などは、学生の頃、予算が無いので仕方なく自分で作ることを覚え(周りも自分で作成する人は多かったように思います)つい最近まで自分の衣装は作っていましたが、生徒さんで自作する人は今は少ないように思います。

お客さんを呼ぶ準備
来てくれるのか、楽しんでくれるのか、不安に思うかもしれませんが、フラメンコは楽しんでもらえるので、また見たいわ、という感想をもらうようです。
親しい友人だと、エールを送るような気持ちで歓迎して見てくれます。
仕事やプライベートで日々お世話になっている人への感謝の場として、招待という形でお呼びする人もいます。
実際に発表会を見た人は、友人が、練習してきた成果を発揮する姿や日常とは違った場に身を置いて緊張しながらも幸せそうな姿に感動するのだと思います。(実際に私が友人の発表の場を見るとそう思います。)心の活力になって帰るお客さんが多いので、自信をもって周りの大事な人をお誘いしてほしいものです。

もし、フラメンコを習いたい、とか、教室を選びたい、とか考えている場合には、発表会を見るのが、その教室がどのような感じかを知る手がかりになります。伸び伸びして踊っているか、準備期間が長そうか、みんなのテンションが高まっているか、など見ることで、その教室がどのような方向性で導いているのかが分かる。そうすると普段のレッスンの充実具合が分かると思います。

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