トルティージャを作った

普段忙しく、買い物に行く暇が無いので、基本生協で生きている。

生協でとったじゃがいもが、消費が追いつかず溜まってしまったので、久しぶりにトルティージャを作った。

 

トルティージャは、私が大学3年生の夏休み一か月半を使ってスペインに滞在した時に覚えた。当時、初めてのフラメンコを、日本人と結婚して日本に住んでいるスペイン女性に習っていた。私が夏休みにスペインに行くということで、マルベージャのご実家の電話番号を教えてもらっていた。

この夏のスペイン滞在は、まずマドリ―で一か月スペイン語学校に通い、フラメンコも少し習えたらいいなあ、というものだった。スペイン語学校が用意したマドリ―の大学寮に入ることになっていた。スペイン語の勉強も自己流だったので、あまり話せない。寮について(まあ、着くまでも珍道中だったが)この先大変なことになるなあ、と思っていたところへ、なんと名古屋の中高の同級生とバッタリ!しかも彼女、日本の大学でスペイン語学科。おじいさまはスペイン語辞典を作っておられ、お父様もスペイン語学科の先生、スペイン語界では有名なご一家である。(と、この時知った。)もう、めちゃくちゃ心強いプチ留学生活が始まった。

一方的に頼りきりな、楽しい珍留学生活で、、、

ある時、マドリ―の日本料理屋さんに行ってみようと。さて、その日本料理屋さんでワイワイやっていると、そこに現れたのが、またもや名古屋の中高同級生!なんと、旅行で来ているとのこと。すごすぎる偶然ってあるのですね。

(この二人とはそれ以来日本で、同窓会でも会っていない。)

と、なかなかに、日本語から離れない生活をしていたので、あまりスペイン語も上達しないままマドリ―生活を終え、スペイン滞在の後半は旅行に充てていた。

マドリ―から先生のご実家へ電話し、いついつにバス停で落ち合おう、くらいの約束をする。そこから、なんとかマラガへいき、これかなと思うバスでマルベージャへ。

ほんとに、いつ来るかもわからない日本の女の子を快く受け入れてくださった。

ここでスペインの家庭で作られるトルティージャの作り方を覚えた。泊まりに来ていた親族のおばあさんが台所で作っていたので、見せてもらったのだ。今思うと、私のために作ってくれていたのかなあ。

町の観光場所や海にも連れていってくれたり、パエージャも振る舞ってくれたり、とても自然な形で迎え入れてくれた。

ある日、「これが娘(先生)たちが住む家だよ」と見せてくれた家があって、ああ、先生ご夫婦は日本からこちらに居住地を変えるんだな、と分かった。

スペインにはこの初滞在以来、何度も何度も行っているが、フラメンコ三昧の生活なので、なかなかマルベージャにまで足を伸ばすことはないままだ。でも、トルティージャを作るたびに、たっぷりのオリーブオイルに浸ったジャガイモとたまねぎ、おばあさんが「こうやってつぶすのよ」「火は強く、弱くを繰り返すのよ」と優しく教えてくれた光景を思いだします。

 

 

 

 

 

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